当時の私としてはそう言われて、心の中で全否定していました。
「好きで酒を飲んでるんだからアル中じゃない」と。
でも今となっては分かりますね。
程度の差はあれど、私は立派なアルコール依存症だったんです。
好きて飲んでるからアルコール依存症ではない？
毎日酒を飲むのが何よりの楽しみ。
これくらいしか楽しみがないから良いじゃないか。
こういう考えは少なからずアルコール依存症を疑うべきですよ。
だって酒を飲まない人はこういう考えは浮かばないですから。
「酒を飲むしか楽しみがない」なんて寂しいですよ。
「酒好き」という言葉の裏には「アルコール依存症」が見え隠れすることを認識しましょう。
本人は自己の異常性に気づかないものなのです。
毎日酒を飲むという異常性に気づかない
私も毎晩酒を飲んでいた時は自分が異常だなんて微塵にも思ってなかったです。
至って普通の日常を送っていたつもりなんです。
だって酒を飲む以外に問題を起こすわけでもなく、仕事だってちゃんと行っている。
これでなぜ異常性を疑わなければいけないのか？
こういう感じですね。
でも毎日飲酒、習慣飲酒は異常なんですよ。
他人からの指摘で自己の異常性が発覚する
自分ではなかなか己のおかしな所はわからないものです。
背中にテープを貼られるイタズラをされても誰かに指摘されるまで分からないでしょう。
飲酒なんて特に指摘されるまで自分では分かりません。
試しに毎晩酒を飲んでいることを誰かに言ってみてください。
かなり驚かれると思いますよ。
そしてそれが世間の総意でもあるんです。
私は好きで断酒しているんです
私は断酒以来、妻によく言われることがあります。
「よくそんなストイックにお酒をやめ続けられるね」と。
妻からしたら信じられないのでしょうね。過去の私を知っているだけに。
そんな時私は心の中で言うんです。
「好きで断酒してるんだから異常じゃないよ」って(^^)
皆様にはこれから断酒して、どんな「好き」が訪れるでしょうかね？
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